【パラサイト 半地下の家族】超面白い!!
アカデミー賞で作品賞を含む4部門を受賞したことでも話題になった韓国映画
『パラサイト 半地下の家族』
めちゃめちゃ面白いです!!
少しでも気になっている方がいたら是非見るべきです!!
本作はポン・ジュノ監督が自らネタバレを強く禁止しています。
観るつもりがある方は、予告や映画の記事、下の公式動画ですら見ないことを
お薦めします。
私は前情報一切無しで、非常に楽しめました笑
・「対比」
この映画は様々な場面で「対比」がされています。
仮タイトルは「デカルコマニー」だったようで、
これは絵の具を紙に挟んで開き、偶然できる模様を作る技法のことです。
裕福な家族と貧しい家族の対比が、これでもかというほど表現されています。
階段や天気(光)、カメラアングル(貧乏な家族は上から下のカット)など
様々な描写があります。
各国で問題となっている貧富の差が、生々しく浮き彫りにされているのではないでしょうか。
https://movie.naver.com/movie/bi/mi/photoView.nhn?code=161967
・「計画」
”計画”というワードに注目して観るのも面白いと思います。
映画を観た方なら、この言葉がいかに重要であるか分かると思います。
この映画のラストを飾るセリフも”計画”というキーワードが使われていて、
物語が締めくくられます。
https://movie.naver.com/movie/bi/mi/photoView.nhn?code=161967
・「臭い」
こちらも非常に重要なキーワードです。
”一線を越える”あるシーンでも臭いが重要になってきます。
半地下で生活をする貧困な家族の、物理的な意味だけにとどまらない、
体に染みついた行動や言動をも表しています。
https://movie.naver.com/movie/bi/mi/photoView.nhn?code=161967
・家族で観られるのか?
答えは「NO」です。
映画自体はPG12となっていて、親または保護者の助言があれば12歳未満の方でも鑑賞できるそうですが、決して子供向けではありません。
具体的なシーンは書けませんが、凄惨な場面もあります。(グロテスクというわけではないですが)
さらに、いやらしいシーンが妙に生々しいです笑
個人的にはR15指定でもよいのではないかと思います。
https://movie.naver.com/movie/bi/mi/photoView.nhn?code=161967
・伏線や小ネタが多い!
1回見ただけでは気付けない伏線が多いです。
何回も観てしまいたくなります。
「アメリカ文化(英語や製品)」
「インディアンが表現するもの」
「地下室の書籍」
「便所コオロギとゴキブリ」
「PM2.5」
「家政婦が二人分食べる」
「金持ち息子が描いた絵の本当の人物」(個人的にトラウマです)
上記の他にもまだまだありそうです。
エンディングの曲は、監督が作詞、主人公の俳優の方が歌っているそうです!
https://movie.naver.com/movie/bi/mi/photoView.nhn?code=161967
コメディとシリアスのバランスが絶妙です。
久しぶりに衝撃的で面白い映画に出会いました。
観ようか迷っている方がいたら、鑑賞することを強くお薦めします!
絶対に後悔はしません
https://movie.naver.com/movie/bi/mi/photoView.nhn?code=161967
『パラサイト 半地下の家族』(英題:Parasite)
全員失業中で、その日暮らしの生活を送る貧しいキム一家。長男ギウは、ひょんなことからIT企業のCEOである超裕福なパク氏の家へ、家庭教師の面接を受けに行くことになる。そして、兄に続き、妹のギジョンも豪邸に足を踏み入れるが…この相反する2つの家族の出会いは、誰も観たことのない想像を超える悲喜劇へと猛烈に加速していく──。
出演/ソン・ガンホ、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシク、パク・ソダム、イ・ジョンウン、チャン・ヘジン
監督・共同脚本/ポン・ジュノ
撮影/ホン・ギョンピョ
音楽/チョン・ジェイル
2019年/韓国/132 分/2.35:1/原題:Gisaengchung/PG-12
日本公開/2019年12月27日(金)よりTOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズ梅田にて先行公開|2020年1月10日(金)、TOHO シネマズ日比谷ほか全国ロードショー!
配給/ビターズ・エンド
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